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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第69章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋(宮侑 治)⑤


「なんや!知ってんなら早よ言えや!
なにボーッとしとんねん!
どこや!姫凪どこ!?」

駆け出そうとした足に
ブレーキを掛け角名に掴みかかり
グラグラ身体を揺らすと

「この理不尽大王め
教えてやりたくなくなるよ、ホント」

心底嫌そうな顔して
目の丸まりそうな提案をして来た

「…俺だけじゃ割に合わないから
侑も俺が知りたい事教えてくれる?
サクラどこに居ンの?」

「は?サクラ?なんで?」

「匂い、付いてる。
一緒に居たんだろ?
サクラに用事あンだよ、どこ?」

知ってはいるけど
教えてもええんやろか?
なんか嫌な予感するんやけど…

「教えてくれないなら
姉の居場所も教えねー
大変な事になりそうなんだけど
ま、俺も助けに行かねぇし
…ご愁傷様、侑」

おい!助けに行かんってなんやねん!
てゆっか、御愁傷様ってまさか…
俺とサクラの事を思い詰めて
六甲山で一人首つ……アッカーーーン!!

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