第9章 至福の甘さを召し上がれ(灰羽リエーフ)生誕記念日 完結
『全然余裕!』
そう言って立ち上がった時に
零れたコーヒーが
姫凪の服を濡らす
「ア!バカ!早く脱いで!」
『え!?嫌!エッチ!!』
「そんな場合か!?!
火傷の痕残ったらどうする!?
ジッとしてろ!」
暴れる姫凪をひん剥いて
風呂場にダッシュして
赤くなってる場所に
シャワーの水をかける
「大丈夫だと思うけど
病院…って
日曜だし…!
救急車!?」
『ちょ!大袈裟!
これくらいで痕なんか残んないから!
もう冷めてたから!』
え?冷めてましたか?
「マジ?」
『マジ』
って事は…
「俺…なんか…」
トンデモナイ事してねぇ!?