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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第9章 至福の甘さを召し上がれ(灰羽リエーフ)生誕記念日 完結


ポンと胸を叩かれ
押し付けられたモノは……

「!!!」

モロ薄々なアレ

「デリカシー!」

「寝込み襲おうとした
獅子サンに言われたくないですぅ」

ブヒャヒャと笑う黒尾さんが
背を丸めて去って行き

体育館裏は姫凪と
俺だけになった

「『あの……』」

同時に出るのに
同時に詰まる言葉

また少し沈黙が続き

「『あの時は…』」

また重なる言葉

続きもきっと一緒だけど

「待った!俺から言わせろ!
ゴメンな!傷付けて!
我慢できなくて
そんで、えっと…」

謝りたい事はいっぱいあったはずなのに

「とにかく!ゴメン!」

スマートに繋げない言葉
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