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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第9章 至福の甘さを召し上がれ(灰羽リエーフ)生誕記念日 完結


足ドンされた体勢からでも関係ない
喉元に噛み付こうと
胸ぐらに手を伸ばすと

「おう、そのつもり。
つーか…最初から
手出す気ねぇんだけどなァ?」

さっきの凄味は欠片もない
食えない笑顔

「は、ひ?」

「だーから!
別に人の女に興味ねぇし!
しかも布施は
俺にも興味ねぇし!
興味ねぇ同士で何が生まれンですかァ?
0同士が出会っても
0以上になんねぇぞー?」

0?なに?足し算?
止まったまんまの思考回路に
飛び込む数字は処理出来ず

「意味分かんねぇス」

素直な疑問として
口から吐き出される

「…なんで?」

俺の言葉が意外だったのか
目を丸める黒尾さん
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