第9章 至福の甘さを召し上がれ(灰羽リエーフ)生誕記念日 完結
これ知ってる!
タイマンとか言うヤツだ!
ヤッパリ姫凪の事を…
チリチリとオーラを尖らせ
鋭い爪を剥き出しにして
喉元に突き立ててやろうと
一歩前に踏み出した時
「お前なんか勘違いしてねえ?」
壁に黒尾さんの足が
ドンッと逃げ道を塞ぐ様に当たり
足ドンされた形になる
先手打たれたけど
こっちだって引けねぇし!
「黒尾さんこそ!
姫凪は俺のオンナで
チョット懐かれたからって
奪えるとか思わないで…」
「あ゛?」
顔こっっっわ!!
いや!だからなんだ!
「奪わせねぇスから!
俺のオンナに手出すな!!」
先輩後輩とか
男とし敵う敵わないじゃない
俺のオンナに手出したら
「返事!!」
許さねぇんスよ!!