第2章 ♡小さな変化大きな一歩(五色工)生誕記念 完結
「何言ってんだよ…」
邪魔なんて思った事なかった
俺が失恋しまくっても
腐らずに居られたのは
『ナナさんには
国見くんが居るから
付き合える事はないって思ってた
だから辛くても頑張れた
いつかナナさんを
忘れて私を見てくれたらって
思えたけど…』
お前が居てくれたからなのに
でも、よく考えたら
スゲェ自分勝手だよな
我慢させてんのも
気付かずに頼って甘えて
こんなに想ってくれてたのに
俺は自分のホントの気持ちさえ
気付いてなかった
布施小さく
掠れていく声に
逸る気持ち。