第2章 ♡小さな変化大きな一歩(五色工)生誕記念 完結
「布施、俺…
さっきは、その…」
涙で濡れた顔を見ると
胸が痛くて
声が出ない
そんな情けない俺に紡がれた
『もう良いよ…平気だから…
ごめんね…?今まで…
もう、終わりにするから…』
イキナリの終わりの言葉
「は?何言ってんだ?」
『あの人…ナナさんに
似てるよね…
誘われて嬉しそうだったね…
ナナさん以外の人に誘われても
いつも断ってたのに…
あんな五色くん初めて見たよ
私はどう頑張っても
ナナさんや
あの人みたいになれないもん…』
「布施、俺の事…」
嫌われた?
『好きだけど…好きだから
五色くんの恋の邪魔したくない』
話しながら流れて落ちる涙