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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第9章 至福の甘さを召し上がれ(灰羽リエーフ)生誕記念日 完結


なんて言っても後の祭りで
俺の声が虚しく響くだけで

「謝らなきゃ!」

暗い道を必死で走って
見た物は
我慢が足りなかった俺への
罰だったのかも知れない

「姫凪?なんでだよ?」

姫凪の家の手前の公園のベンチ
姫凪と並んで座るのは
俺じゃなくて

「なんで黒尾さん?」

笑う黒尾さんに
釣られる様に笑う姫凪
話の内容は聞こえないけど

楽しそうで嬉しそうで

甘い顔してる

「結局俺がダメだったってコトかよ?」

割り込もうとした足が
ユックリ後退って
俺を家へ運んだ
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