第67章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋③(宮侑、宮治)
次の日
案の定、下がらんかった熱
むしろ少し悪化してる気がする
それでもベットの中で
ニヤケが止まらんのは
「ほな、治行ってくんでー
大人しく寝とけよ?」
「…おん」
姫凪が来るから。
バタバタ出て行った侑
オカンも出て行って一人きり
昼休み?それとも放課後?
ソワソワしながら時計を眺めて
ハッとする
「俺…風呂入ってへんやん…!
汗まみれやし
昨日のアレで色々大変な事なっとるし…」
ん!?色々は色々や!
その辺は想像しぃ!
男の子は大変なんや!