第8章 ♡安息地(ひだまり)みつけた(孤爪研磨)生誕記念 完結
『あ、うん…孤爪くんが
大丈夫…なら…』
詰まりながらも頷く姫凪に
「うん、じゃあ来る。
ご馳走様」
腹半分でフォークを置く
『え?もう?』
「うん、明日の」
美味しいから食べたいけど
食べ過ぎたら無くなるでしょ?
「じゃあ、帰るね
バイバイ、姫凪
また明日」
明日来る理由。
もう少しって声は
聞かなかった事にして
部屋を出た
なんで?って?
だって…
思って欲しくない?
【また逢いたい】って
だって、おれだけ
思ってたら
悔しいし…
って。
もう既に面倒くさい。
なのに
本当にオカシイよね
帰り道おれの頬は
緩みっぱなしだったんだから。