第8章 ♡安息地(ひだまり)みつけた(孤爪研磨)生誕記念 完結
『な、なんで!?』
分からない。
自分でも
こんな行動するなんて
想定外だし
でも、これだけは分かる
おれだけなんて嫌だから
姫凪とは
一緒が良いって
思ったから
「おれにドキドキさせたい」
なんか退きたくなかったんだ。
後少し近付いたら
押し倒しそうなくらい近付いた時
『し、してる!
ドキドキしてるから!
これ以上ドキドキさせないで!』
姫凪が涙目で
おれを押し返した
「なんだ、してたなら
言いなよ?
おればっかでムカつく所だったじゃん
じゃあ、続きは
普通に食べよ?
残ったら明日食べに来て良い?」
揃った気持ちに満足して
身体を離し
姫凪の目を覗き込む