第8章 ♡安息地(ひだまり)みつけた(孤爪研磨)生誕記念 完結
姫凪の口元に
大きく切り過ぎた
アップルパイを持って行き
食べさせる
苦しそうに頬張る顔に
また、ドキドキする
こんなの初めてかも
「食べるのヘタ?
口の周りパイの欠片だらけ」
パンパンの頬とか
食べカス付いた口元とか
「子供みたいだね?姫凪」
なんだろ
凄く凄く
可愛いって 思う。
『孤爪くんのが年下じゃん!!
私はこう見えても
大人なんだからね!』
ムキになって食べた
次の一口も
また大きくて
更に付く食べカスを
舌でペロリと拭うけど
全然取り切れない
それでもチロチロ動く舌に
ザワッと何か昂る感じ
「そういう所が
年上感ないよね…
…かわい」
無意識に口を付いた言葉そして
「…はい、取れた。
ご馳走様」
動いた身体