第64章 ♑七夕企画🎋2019(赤葦京治)
いつも通り甘えて"泊まって?"と
強請る姫凪の声を待ってた
姫凪の唇も
俺の望む通りに動こうとしていた
…のに。
「あかーし!姫凪ー!!
やっと見つけた!!」
なんでだ!?
北海道はどうした?!!
『光太郎?!
アイちゃん達と
北海道だったんじゃ…?』
「あー!腹壊して俺だけ居残り!
治ったから祭り来た!
姫凪今年も浴衣可愛いデス!
連れ込んで脱がせてぇ!!」
何をおっしゃってます?
『ちょっと光太郎!
声大っきい!』
「声大きい?
オマエのエッチの時の声か?
アレはヤベェよなー!
他の奴に聞かせたくないのに
聞こえんじゃん?」
『やーめーてー!
恥ずかしくて死ぬっ!
お願い光太郎、静かに、ね?』
何甘えた声出してるんです?
イレギュラーの連続で
イライラもやもやは
一気にてっぺんへ
まっしぐらなのに
「あ、その顔スゲェ好き
そのまま強請ってみろよ
"一緒に寝て"ってあの時みたいにさ」
『…な、何言って…る…
その目、ヤダぁ…』
それはNG過ぎる