第63章 ♡七夕企画🎋2019(及川徹)
「姫凪…大丈夫?」
『大丈夫じゃない…
久々にオマタがヒリヒリしましゅ…』
分かりきってたけど
一回で終わるわけなくて
意識が飛びそうな姫凪を
抱き続けてもう夜中
「ハハッ!短冊に
オマタが早く治ります様にって
書けばよかったかな?」
今にも落ちそうな姫凪を
抱き締めて大きな胸に
顔を埋めると
『…痛くても良い…
願い事は毎年決まってる…もん』
埋めた頭を抱き締めて
クスクス笑う姫凪
あーぁ、全く敵わないよね
ジョーク言う余裕さえ奪われちゃうよ
「俺も…。
あと一回とか思ったけど止めとく
今凄く大事に大事に抱いて寝たい気分…
姫凪、愛してる」
いつまでもこんな甘々で良いのかな?
どんな時でも
キミへの好きを更新しちゃうよ
『…ん…あ、ねぇ?徹。
徹の願い事ってなに?』
俺の胸に頭を移した姫凪が
薄目を開けて
俺の目を覗き込む