第59章 ♡全てはキミの為だけに(花巻貴大)生誕記念 完結
「サンキュ
てゆっか悪かったな
なんか色々かっこ悪くてさ…」
受け取った保冷剤で
顔を冷やしながら
鏡越しに目を合わせると
『いや…私こそ…
なんか…暴走しちゃって…
人前であんな恥ずかしい事…』
体育館アレを思い出したのか
アワアワと目を泳がせる
年上なのに
普段はクールで大人なのに
鏡の中を見てるだけじゃ勿体無い程
「恥ずかしい?何が?
スゲェ愛されてるって思って
嬉しかったけど?
姫凪来いよ
話したいけどそれ以上に
お前を感じたい」
可愛くて愛しくて堪んねぇ
振り返りモジモジする
姫凪を引き寄せ
もう一度鏡に向き直る
『え!?なに?!
何するの!?』
「んー?イイコト~
姫凪鏡の中見て?
エッチな事される期待で
真っ赤になってる…可愛い…」
『そんな事ない…
イヤ…脱がさないで…』
鏡の中で一枚ずつ
剥いでいく服
現れた大きな胸の先は
何もしなくてもピンと起き上がってる