第7章 ♓キミをちょうだい(月島蛍)生誕記念 完結
「うるさい山口。
取られてない
日曜に帰ってくるってば。
諸々事情があるんだよ」
「ごめん!ツッキー!」
「別に…
たった1日居ないだけデショ
騒ぐなよ」
モヤモヤする胸に
見ないフリして
部室を出た
自分で言っといて
ジワジワくる
1日…居ないんだよね…
合宿からこっち
邪魔が入りつつも
二人で居られない事は無かった
触れない日は無かった
「そっか…寂しいんだ僕…」
ダサいけど…
それは確かに真実で
やたら冷たく感じる秋風に
「ヤッパリ僕も行けば良かった」
小さく呟いた