第7章 ♓キミをちょうだい(月島蛍)生誕記念 完結
『じゃあ、行ってきまーす!
チャントお土産買ってくるからね!』
「はーい」
「蛍…顔…。
いっその事お前も来るか…?」
新幹線の乗り場まで
見送りに来た僕に
アニキが呆れ顔でため息を吐く
「練習あるから無理だって
ほら、行きなよ
姫凪の事ヨロシクね
ついでにマコトにも」
ヒラヒラと手を振って
二人を見送って
そのまま学校に向かった
「あ!ツッキー!おはよ!
あれ?姫凪ちゃんは?」
「おはよ、山口
アニキと東京
日曜には帰ってくるよ」
駆け寄ってきた山口に
適当に返して
着替えをしてると
「え!?明光くんに
取られたの!?」
グサリと棘を
ぶっ刺してくる