第57章 ♡背中合わせの恋は今(瀬見英太)生誕記念 完結
妬かされても
キャバ嬢上がるのがいつになるか
分かんなくても
「そんな姫凪の全部が
好きになったんだけど?」
俺だけのお前にって
望みが叶うなら
『…バカじゃない…
そんなクサイ台詞で
トキメク程可愛くないって
言ってるでしょ!
…もっと…ドキドキさせなさいよ…
遅咲きだと思って…期待してるから』
「それって…」
『私に似合う様に
育ててあげるって言ってんの!
まずは空気読めるように
なんなさい!』
「相変わらず上からだな!
…そこも可愛い…好き…姫凪…」
まぁ、良いか。
上から目線のくせに
真っ赤になってて
スレてるくせに
芯は純なお前を知ってるのは
俺だけなんだから。
知ってるだけじゃ
今日の俺は止まんねぇけど、な?
「なぁ?お前は?
チャント言ってくんなきゃ不安…」
照れが限界値に来たのか
離れようとした身体を引き寄せて
ほっぺに軽くキスを落とす
なに?唇じゃねぇのかって?
そんなの
『だーから!
あー!もう!
好きよ!悪い!?
マコちゃんなんかに
ヘラヘラしてばっかみたい!
良い匂いってなによ!
バーカ!あ~!思い出したら
やっぱりムカついて来たし!』
これ聞いてからでないとな?