第56章 ♤甘いイタズラ(及川徹)🎃Halloween2018🎃 完結
確かにこれは気にする
デレ下手な事がコンプレックスの
姫凪にとっては
相当ショックだったんだろう
でも、さ?
分かってないね、キミは。
『タヌ…ナナチャンと一緒だった…
徹が好きかな…って思って
買ったのに…先に…
同じ顔のナナチャンが着てて
徹も可愛いってデレデレしてて…
凄く嫌…だった
私…は…あんな風に…
甘えられないし…可愛い事だって…
全然言えな…きゃッッ!』
「姫凪が一番可愛い。
どんなにナナが可愛く甘えて来ても
姫凪が俺の為に
頑張る事以上に
俺が可愛いと思う事は
この先もないよ?
だから…泣かないで?」
キミはキミで
俺はキミがキミだから
「姫凪…イタズラ止めよっか?」
『え?なんで?』
「死ぬほど甘く抱きたい…オッケー?
姫凪…愛してる…」
好きなんだよ
ギューッと抱き締めた身体を
柔らかいベットに再び押し倒して
ん、とキスを強請ると
オズオズと唇が重なって
次第に甘く深くなる
「魔女っ子さんに媚薬盛られたかな?
凄く…姫凪が欲しくなっちゃった」
唇を繋ぐ銀の糸を
ぺろりと舌で切り
「せっかくだから
魔女っ子のままで
シちゃおっか?
ほら、足チャント開いて
可愛いポーズ取って?」
短いスカートを捲り上げ
引き締まった太ももの内側を
スリスリと触ると
『ちょ…恥ずかしい、よ…
…でも…
甘い私…を…食べて欲しい…』
いつもなら考えられないくらい甘く
そして大胆に俺を煽る姫凪