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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第56章 ♤甘いイタズラ(及川徹)🎃Halloween2018🎃 完結


「ちょーっと待っ…」

二人の前に飛び出した身体は

「及川に電話してやろうか?
お前を送っていては
サクラを待たせてしまうからな」

ウシワカちゃんの発言で
気まずさだけを纏って止まってしまう

「及川?」

『…徹…なにしてるのよ
タヌ子にデレデレしてれば良いのに…
牛島さん、バス来る…』

ウシワカちゃんの腕を掴む姫凪
拗ねてる原因も分かる
拗ねる気持ちも分かる

でも、さ?

「姫凪、その手で
俺以外を誘って良いって
俺は教えてないんだけどな?」

行かせるわけにいかないんだ

カッコつけ損ねた上に
嫉妬満載で
更にカッコ悪いけど

『なによ!大好きな妹と遊んでなよ!
同じ顔なんだし…
それに…!』

「姫凪は姫凪だろ?
いくら似てても
俺はキミしか欲しくない
でなきゃ…追って来ない
分からない…?」

キミの手は離せない

シッカリ掴んだ手の先は
いつも気丈な姫凪とは
思えない程
悲しく歪んで
俺を切なく追い込んで行く
ハジメテ手を取りたいと
思った時と同じ様に
ザワザワと揺れる心

「姫凪…どうしたのさ?
なんかヘンだよ?」

『徹…別にヘンじゃない…
大した事じゃない…だから離して…』

「姫凪…チャント話してよ
姫凪にそんな顔させて
このまま離せるわけないでしょ?
姫凪、俺の目を見てよ?」
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