第7章 ♓キミをちょうだい(月島蛍)生誕記念 完結
「キミこそ。
最近頻繁に戻ってきすぎ」
あ、説明忘れてた。
マコトは姫凪の弟で
海外で両親と暮らしてたんだけど
最近はやたら
日本に戻って来て
「オレが居たら
姫凪とヤれねぇからって
オレに当たんなよ!蛍くん!
なぁ姫凪〜
今日も一緒に寝よう!
東京でもオレのホテルの
部屋に泊まれば?
なんか主催者のジジイが
デラックスルームとか
取ってくれてっから姫凪も
来れば良いよ!」
姫凪の周りで
チョロチョロ
チョロチョロ…
そうだよ!弟にもヤキモチだよ!
「だから!二人ともさ!
僕のなんでよろしくどうぞ!」
姫凪を引き寄せて膝に乗せ
二人を睨み付ける
「「必死かよ…」」
サラウンドする二人の声に
膨れる僕を見て
”相変わらずだな”なんて
更に笑う
まぁ、それはいつもの事だけど
なんか最近モヤモヤする。