第7章 ♓キミをちょうだい(月島蛍)生誕記念 完結
マコトとアニキが何かしら
邪魔して来るから
二人の時間が極端に少ない
『蛍?拗ねちゃダメなのよ?
ほら、ケーキ食べよ??』
拗ねるなって方が無理でしょ
「ん…別に普通…」
ケーキより
この可愛いのを食べたいんだから…
あ、唇にクリーム付いてる…
…どうしよ…
『蛍ー…んむ!?』
一応考えるも
答えを出す間も無く
吸い寄せられた唇
クリームごと姫凪の
唇を食べた後
「あ、イタダキマス言い忘れた」
真っ赤な顔にクスリと
笑って見せた
口をパクパクさせて
酸欠の金魚状態
外さないよねキミは
そして
「蛍くん!
オレの前でイチャ付くな!
マジで兄弟して節操なし!!
姫凪も
嬉しそうにしてんじゃねぇよ!
なんだよ!ばーか!
オレが練習から
帰って来るまでに
終わらせとけ!猿!」
キミも外さないよね。