第52章 ♉俺専属 姫王子(木兎光太郎)生誕記念 完結
こりゃ、そろそろ俺の出番だろ?
姫さんの王子役はココマデ
この後は
「なんで?
俺のコレ聞こえてねぇの?
もっと近くなら聞こえる?」
『こ、うたろ?』
「なぁ?すげぇドキドキしてね?
お前が可愛い事するから
こうなったんだぞ?
なのに…そんな声出すなって…
哭かせたくなる…」
俺がチャント王子様しなきゃだろ?
『怒ってないの?』
「怒る理由どこにあった?」
俺を自分のだと叫ぶお前
俺の事だけを考えるお前に
「惚れ直した…カッケー姫凪
今度は俺にエスコートさせろよ?」
愛しさ意外の何があるってんだよ。
甘いキスを手の甲へ。
どっかのなんかで読んだ
手の甲へのキスは敬愛の証。
キスを落とした手を握り
今度は俺が引いて部屋へなだれ込む
広々とした部屋の中
窓の向こうに広がる景色には
目もくれず
ベットに押し倒して
「手の甲じゃ
足りねぇだろ?
姫凪…愛してる…
今までより
もっとずっと…お前が好きだ」
低く甘く
愛を囁く