第52章 ♉俺専属 姫王子(木兎光太郎)生誕記念 完結
「親父!それだけは勘弁!
その日は姫凪と二人で
飯食ってホテルに止まるん…」
〈飯は大勢のが美味いし
泊まるホテルでパーティーするから
安心して来い〉
パピィ…何故俺らの止まるホテルを…
〈バレたくなかったら
まずは鈴木の口止めを
怠んねぇ事だなー!!
じゃあな!〉
ジーザス…
鈴木…信じてたのに…!
切れた電話に力が抜けて
姫凪にしがみつき
「すまん…親父が…
俺の誕生日に…」
『…聞こえてた…
旦那様の好意だし無碍に出来ないよ?
チョット寂しいけど
夜は一緒でしょ?
それなら私は大丈夫だよ』
「お…う…
それもっと…
後もうチョイ甘いのも…」
ヨシヨシと頭を撫でてもらい
パクリと唇を奪う
『…ン、ンン!?!』
触れるだけのキスで油断した
唇を舌で割って
ヌプッと口内を舐めて
戸惑う舌に吸い付く
「…乱されたまんまの服で
放置されて
感じてた?スゲェ湿ってる…
欲しい?姫凪…」
さっき止まった指を
再び下着に引っ掛けて
姫凪に噛み付く様に
痕を残すと
『…恥ずかしい…けど…』
そう言いながら俺の胸に
トンッと落ちてくる