第49章 ♑熱く熱く近く(赤葦京治)819の日記念 完結
「はい?本当に?」
『当たり前じゃん!
私も煽っちゃったし
それに…』
ギュッと首に巻き付く腕
耳元に届く唇が
『京治に愛されて
怒るわけないじゃん
すっごい幸せだよ!』
太陽よりも熱く
俺の心を昂ぶらせていく
「それは…二回戦の合図?」
熱さをおすそ分けする様に
俺も姫凪さんの耳を嬲ると
『へ!?違う!
さすがに光太郎あたりが
探し始めるよ!
アイちゃんの様子も気になるし!
あ!差し入れのオヤツ!
体育館に放置!!』
さっきの色気はどこへやら
幼い顔で慌てる姫凪さん
何をしても俺の心を掴んで離さない
その存在全てに
滾って溢れる欲
…よりも熱く燃える愛しさ