第47章 ♉捨て猫プリンセス(及川徹)及川徹 生誕記念 完結
「可愛いよ姫凪
大切にする
大好き…」
唇を重ねてユックリ
舌で割ると
戸惑いながらも
オレに合わせて来る姫凪
「上手じゃん
及川さん妬けちゃう、な」
慣れてるキスじゃないのに
わざと意地悪言って
焦る顔に愛しさが込み上げちゃうとか
あんまり良い趣味じゃないと
思うんだけどさ
『…徹がハジメテだもん…』
そう、その顔が声が
堪らなくて
嬉しくて愛しくて
何を言われてもキュンキュンと
胸が跳ねてしまう
「じゃあオレが初めで終わりだね
オレしか知らなくていい…
姫凪…俺だけ覚えてよ」
膨れ上がる姫凪への気持ちを
引き寄せた身体に赤い花弁にして落とす
小刻みに震えて
赤く付いた痕に這わす指を
絡め取り
「オレだけの姫凪…
もう誰にも渡さない
もっと付けていいかい?」
更に際どく
更にキツく肌に吸い付く
『そこ、恥ずかしい…!』
「んー?どこ?」
開いた胸元は
初めて見たあの日より
艶かしく揺れて
オレの唇を誘ってくる
『胸…、見ないでよぉ』
身を攀じる姫凪を抑えつけ
胸に食い付き
「嫌だね、バーカバーカ…
オレのだもーん
姫凪も見ていいよ?
オレの…全部」
自分の服を脱ぎ捨てる