第47章 ♉捨て猫プリンセス(及川徹)及川徹 生誕記念 完結
「チョット
なんで前より離れて座るのかな!?」
連れ帰った部屋
いつもの位置より
カナリ遠くに腰を下ろした
姫凪に近寄ると
『ま、待って!!
近寄らないで!』
まさかの暴言!!
及川さんは怒った!
「なんでだよ!
及川さんはキミのなんなのさ!
彼氏に言う言葉じゃないよね!?」
『だって!
イキナリ彼氏とか言われても
まだ心の準備が…!』
なーんてね?
こんな可愛い事言っちゃう
キミを怒れるわけないじゃん?
「準備なんかさせない
また逃げられたら嫌だし
嫌でも実感させるよ
…オッケー?」
違うお仕置きはしちゃうけどね?
固まる姫凪を
姫抱きにして
ベットに縫い付ける
強引?イキナリ?
まぁ、そうだね
段階とか
ムードとか頭の中では
色々考えたりはしたんだ
でも止めた
なんで?
溜まってるとか
今まで我慢したとか
そんなんじゃないよ
『と、徹!?
そんな実感…』
「したくないのかい?
及川さんに愛されまくってるって
嫌でも分かるよ…
姫凪……愛したい」
ドストレートに
飾り気無しに
ぶつける気持ちが
『…あ、のっ
それは…』
「うん、なに?
嫌なら無理矢理はしないけど?」
『嫌じゃない…
ずっと徹に愛されたかった
見つけてくれてありがとう
愛して…下さい』
キミの可愛さを
いじらしさを
愛しさ全てを
引き出せるって信じたから