第6章 ♉幸せ日和(木兎光太郎)生誕記念 完結
「姫凪
アイツらの事
隠してたわけじゃねぇんだ
お前と付き合ってからは
寝てないし触れてない
今日も誘ったわけじゃなくて
テキトーにLINEした中に
居ただけだ
でも、傷つけたのは悪いと思ってる
ホントごめんな?
だから
殴るなり蹴るなり
罵るなり気が済むまで好きにしろ」
お前が居ない事より辛い事なんか
俺にはないから
「お前が許してくれんなら
何されても文句言わねぇから」
何してもいいから
離れんな
ワガママ放題育って
謝った事なんか
ほぼ記憶にない
謝り方もよく分からねぇから
姫凪の前で手を広げて
ギュッ目を瞑った
『なら…今までで一番
女の子抱いた所に連れてって』
「はい??」
『連れてって!』
「ハイッ!」
睨む姫凪を部室に通して
中から鍵をかける