第46章 ♉願い事は…(木兎光太郎)七夕企画2018 完結
『あれ?坊ちゃん
黒尾様は?
御酒の用意が出来たのですが…』
「…野暮用だってさ
つーか、俺の風呂は?
用意まだー?」
そんな所にヒョッコリ現れるとか
『あ、はい
もう出来てます
スグにお着替えをお持ちしますので
どうぞお入りになって…』
「…お前も入れよ姫凪」
『へっ!?私はまだ仕事が…』
まだ俺の女の顔しないとか
「じゃあ、ご主人様からの命令…
背中流して?姫凪
これなら仕事中でも出来ンだろ?」
『でも…坊ちゃん…
そんな事したら
鈴木さんと旦那様に叱られます…』
まだ坊ちゃんとか言っちゃうのは
狙ってる、で
良いよな?
「その前に
俺に叱られるって
分かってる?
姫凪…色々聞きてぇ事が
あり過ぎンだ…
早く来い、よ!」
『坊ちゃん!待って!』
「大人しくしろ
命令だ…」
抱えた姫凪の唇を塞ぎ
バスルームへ連れ込み
姫凪だけに特別に誂えた
メイド服を脱がしていく