第45章 365/365ー毎日ー（北信介）生誕&ファン様300人記念

「姫凪…スマン…」

『知らんっ！
女子力ない可愛げない
色気もない！
三ナイ女で悪かったなー！
せめて年に一回のプレゼントくらい
彼女らしい事…しようと思ってたのに』

涙を溜めて俺を睨み
”ゴメン”と俯く姫凪に
さっきいつも通りにしてなくて
後悔したのに

「どこが”三ナイ”やねん？
ありまくって困ってる
特に可愛げは…な。
可愛い事すなや
色々決壊しそうやんけ」

いつも通りなんか嫌やと
俺の中のワガママなオレが
顔を出す

『決壊！？
アカンっ！私、知らんから！
ホンマ、分からんから！
…信介を満足なんかさせられ…へ…ん』

「俺も知らんわ
言うとくけどお前が初めてやからな
下手くそや思う
満足させたるとも言われへんけど
…幸せに出来るように頑張るから
このまま、エエやろ？」

”アカン”言われても
止まれる気せぇへんのに

『…嫌…なわけないやん…
エエの？その…ホンマ
分からんよ？
下着かて可愛くないし
その…あの…』

「お前が可愛いからエエやん
それじゃアカンのか？
姫凪…好きや…
…お前の全部、ちょうだい」

そんな顔されたら
止まる気なんか無くなる