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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第45章 365/365ー毎日ー(北信介)生誕&ファン様300人記念


いつも通りでエエ
いつも以上の事なんかせんでも
俺はお前を好きやから

お利口にしようとしてる脳みそに

〈あ、ごめん…
今は…あの、都合悪い…ねん〉

非情な声が届いてしまう

「なんでやねん?
それは逢いたくないって事か?」

アカンねん
いつも通りやないと

いつもに足らんかったら

〈ちゃう…!〉

「ほな、行く。」

寂しくて虚しくて
どうしたらエエか分からんやろが
…アホが。

電話を切って走る姫凪の
家への道

インターホンを鳴らすと

『信介~…早過ぎや…
まだ片付いてへんのに…』

困った顔で俺を見る姫凪

そんな顔知らん
不安になるから

「手伝うやん」

『え!?それは…』

「いつもしとるやろ
アカン理由が分からん
納得、出来へん!」

これ以上、拒否んなや!

強引に玄関を抜けて
上がり込むとか
不躾極まりない
普段やったら死んでもせぇへんのに

『あ、アカン!
そっちは…見んといてー!!』

こんな気持ちも
こんな行動も
呆気なくやってまうとか
俺どうかしてるやろ

”いつも通り”やないから
”チャント”してへんから

「嫌や
隠し事なんかすなや
どんな散らかってても
かまへ、ん…?」

『…アカン…言うたやん…
信介のアホ…恥しい…死ぬ…』

「これ、なんや?
えっと…ケーキとかいうやつか?」

『”失敗した”が抜けてるわ!!
成功させるつもりやったんや…
明日に間に合う様に…
せやのに…見なやぁ…』

死ぬより気不味い展開になるんやんけ
 
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