第45章 365/365ー毎日ー(北信介)生誕&ファン様300人記念
「お前らその辺にしときや
お好み冷める。
婆ちゃんが一生懸命焼いたんや
残したら殴るで」
「「怖っ!!」」
ゲラゲラ笑う二人の
目の前のお好み焼きを
早く食えと急かし
自分のお好み焼きにコテを入れて
手を止める
濃厚なソースの焦げる音と
匂いに腹の虫が刺激されて
ガッツキたい気持ちと重なる
愛しい小さな影
さんざん弄られて
逢いたくなってる所に
姫凪も腹減ってるんちゃうやろか?
そう思ったら
なんかソワソワしてしもうて
「婆ちゃんスマン
これお持ち帰りにしてくれへん?
後、豚玉…いや、そのミックスモダン
お持ち帰りにして?
お前らはユックリ食うて行き
用事思い出した
釣りはジュースでも飲み」
財布から札を抜いて
席を立つ