第45章 365/365ー毎日ー(北信介)生誕&ファン様300人記念
「それにしても
北さんに彼女とか
なんか信じられへんわ
北さんから告ったんでしょ?
ありえへん
声掛けられてんのは
腐るほど見とるけど…なぁ?侑」
「それな!
この前も体育館裏で告られてた!
メッチャ可愛い子ぉ!
羨ましいなぁ!治!」
「おん、しかも即効、振ったんやって
勿体無い」
お婆ちゃん一人でやってる
小さいお好み焼き屋に響く
双子の会話
「当たり前やろ
彼女居るんやで?」
「せやけどなー?
あんまりラブラブしとるん
見た事ないしなー?」
「おん。
絶対エッチまだでしょ?
まさか…結婚するまでお預けですか?」
双子の顔を目を丸めて見上げると
”待ち過ぎもアカンですよ!
一生童貞ですよ!
キノコにキノコ生えますよー!”と
ニヤニヤ笑う双子
別にそんなつもりないけど
無理にそんなモンせんでも…
いや、したくないわけやないけど
”そういう事”は
向こうの気持ちも大切やろ
俺は…まぁ、それなりに…
なんやねん
俺もオトコノコやさかいな
興味ないわけやない。
けど…
ヤッパリ姫凪からも
求められへんかったら
進むべきやないと思うんや。