第43章 ♡笑顔の効き目(天童覚)生誕記念 完結
”凄い熱!”って怒られて
ベットに強制的に寝かされ
『お粥なら食べられる?
…すぐ出来るから
待ってて。
オトナシク寝てるのよ?』
ポツンと一人にされる
姫凪は大人だし
こういう時こそ冷静で
頼りになるし安心する
だけど…だけどさ?
「淡々とし過ぎじゃナイ?
もっと…心配してヨ……」
こんな時だからかな?
ガキみたいな本音が
止めどなく溢れだして
慌てて困る姫凪が
見たくて仕方なくなる
フラフラだし
それどころじゃないけど
今すぐあの固まった表情を
俺でイッパイにしたい
ベットを抜け出し
お粥を作る姫凪の元へ
驚かして
そのまま勢いに任せて
メチャクチャにしてやろうって
思ってた