第43章 ♡笑顔の効き目(天童覚)生誕記念 完結
「大丈夫か?天童。
今日は部活は休んで寝ていろ
鷲匠先生には俺から言っておく」
「ごめんネ〜若利くん…」
「構わん」
ごめんネって言ったのは
伝言の事じゃなくて
オトナシク寝てるって
約束が守れない事
だって…
「今日は姫凪が
定時で帰る日だから
死んでも行く…」
ってコト。
こっそり抜け出して
姫凪の部屋に
フラフラした足取りで向かう
部屋の前
途中のコンビニで買った
栄養ドリンクを注ぎ込んで
「ッシャー…!」
なけなしの力を振り絞り
熱があるのを悟られない様に
いつも通りの足取りで
部屋へ突入した
「ただーいま!
姫凪〜!」
『覚!おかえりー』
よし!大丈夫!
この笑顔で(色々)元気になる!
『あのね、今日スーパーで
覚の好きなチョコミントのアイスが
半額だったから
いっぱい買って来たの
ご飯の後、一緒に食べようね』
「…う、うん!楽しみっ!」
しまった!
今日は姫凪と一緒に
ご飯食べる日だった!