第43章 ♡笑顔の効き目(天童覚)生誕記念 完結
『…こら、覚〜…』
「ん〜…もうチョット…」
『だめ!汗やばいよ!
早く戻ろう!
風邪引いたらどうするの!?』
「姫凪も汗かいてる〜
ココとかまだビショビショだしーー」
スッカリ満たされて
呑気にイタズラを繰り返す俺に
『もう!やめなさーい!
ホントに風邪引いても
お見舞い行かない、からぁ…ん』
「うーそ、来てくれるクセに…
てゆっか寝込むなら
姫凪の部屋のベットで
寝込むからネーー…」
呆れた顔しながらも
甘い顔を覗かせる姫凪
これで風邪引いても
後悔しないと思うくらい
幸せな時間…は
長く続かなかった。
数日後の放課後
「…ヤバ…
なんか熱?ある?かも…」
寮のベットの上
俺はグッタリ横たわってた