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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第42章 らしくないけどオマエだけ(照島遊児) 完結


予想通り
次の日から照島くんが来る事は
なくなって

私の周りは静かになった
”また王子様が迎えに来てるよ”とか
冷やかされる事もなくなったのに
私は窓の外を眺める事が増えた

そんなある日

アキラに奢ると約束した
ステーキを食べに
繁華街を歩いてると

目の前から照島くんが歩いて来る

隣には

「そんなに持って大丈夫?
半分持つよ?」

綺麗な人。

「イイッスよ!
その代わり後でご褒美下さいね〜」

「ハイハイ、分かってるわよ」

「ラッキー!華さん太っ腹ぁ!」

笑顔の照島くん。

「あれ?アイツ…」

お似合いの二人の姿に
声を失って
アキラの声を止める事が出来ず

「あ…」

私達に気付いた照島くんと目が合った

『あ…の……』

なんて言ったら良いのか分からなくて
絞り出そうとした声は

「華さん早く帰りましょ〜」

「え?うん…良いの?知り合いじゃないの?」

「さぁ?知らないッスよ!
そんな事より早く早く〜!」

胃の奥にドスッと鈍い音を立てて落ちた
 
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