第41章 恋色のバースデー（烏養繋心）生誕記念　完結

「悪ぃな。
せっかく来てくれたのに
なんか、おっさんの酒の相手させてよ」

まだ寒い春の夜
早足で家に連れて帰り
お茶とか出しながら話しかけると

『ううん！大丈夫です！
私も楽しかっし
繋心さんの事
たくさん聞けて嬉しかった！』

ニコニコ笑いながら
そう言った後

『…でも…
この後は、私にくれますか？
繋心さん…逢いたかった…
逢えて良かった
来て良かった！』

急に甘い声で抱き着いて

『好き…です…
ベタ…だけど
プレゼントは私、とか
喜んでくれますか？』　

やけに色っぽい顔で
唇を重ねて来る

喜ぶに決まってる
決まってるけど…

「気持ちは嬉しい。
でも…アレだ…」

『嫌？』

「嫌なわけねぇだろ！
その、壊しちまわねぇか…
怖いっつーか…だな」

クタクタだろう身体を
分かってても
止まれる自信がまるでねぇんだよ！