第41章 恋色のバースデー(烏養繋心)生誕記念 完結
「ホントにバカ繋心はよぉぉ!
なぁ!嶋田!」
「まぁ、サプライズ計画
実行出来て良かったべ?
ゆーて、あの女の子らに
最初に食いついたの
お前だろ!滝ノ上!
繋心の反省は
後で姫凪ちゃんに
シッカリ聞いてもらうとして
とりあえず
姫凪ちゃんも
繋心も食え食え!」
宴というには
少し地味なのが
俺ららしく相変わらずで落ち着く
そして、そこに紛れ込む
『繋心さん
びっくりした?』
愛しい声と姿
「そりゃ、お前…
未だに夢かもとか思うくれぇ…」
『…夢じゃないですよ?』
分かってる
これが夢じゃないと確かめる為に
俺の太ももは
抓った痕だらけだ
でも…
「確かめてぇ…」
もっともっと深く…確かめたい
確かめ合いたい
「姫凪…」
そっと引き寄せる腰
項に寄せる唇を
「「だーから!
ココで盛るのは止めれ!」」
尽くドシャットしてくる二人
帰ると言っちまえば早いけど
「繋心よかったな!
最高の誕生日だべ?」
そう言って注いでくれる酒を
断る事は出来ずに
ついついグラスを空けては
また重ねてアルコールを
流し込み
二人きりになる頃には
誕生日も後少しで終わる時間になってしまった