第41章 恋色のバースデー(烏養繋心)生誕記念 完結
目の中だけじゃ足りねぇ
腕で身体で全部でお前を…
確かめたい
夢じゃないと
ココに居ると
確かめたい
恐る恐る抱き締めて
香りを、感触を記憶と重ね様と
動く俺の脳が
「ここで盛るな!サル繋心!」
「そうだぞ!
盛る前にもっと言う事ねぇのか!
姫凪ちゃんが
どんだけ頑張ってココまで来たか!」
たっつぁんと嶋田の声で
ストップを掛けられる
と、同時に
夢じゃないなら?って
素朴な疑問で頭がいっぱいになった
「そ、そうだ!
姫凪!お前!
なんで日本(ココ)に!?」
「「今かよ!」」
そんな俺を笑いとばし
事情を説明するから座れと
いつもの席に俺を誘導する
出て来るデッカイジョッキと
いつもより少し豪華な料理達
簡単に説明された
頓挫しそうだったサプライズ計画
遂行までの経緯
最近連絡が取れなかったのは
今日ここに来る
旅費の為にバイトしてたからなのに
俺はヘラヘラ女と、飲んでたと思うと
スライディング土下座じゃ足らねぇ