第41章 恋色のバースデー(烏養繋心)生誕記念 完結
「…ウス…
オバチャン生…小ジョッキ…
って…なんだこりゃ?」
「あら!どうしたの!?
繋心ちゃん!
疲れきった顔して!
せっかく誕生日だから
ケーキとか御馳走用意したのに!」
店に入ると
いつもより割増で元気の良いオバチャンと
指定席の近くが
なにやら誕生日仕様に飾られてて…
「お前らか!いくつだよ!
デカデカ名前書くな!!
他の客…は…居ねぇけども…!」
ガランとした店に響く
俺の声に
「寂しい繋心の心の隙間を
埋めてやろうと
昼間から不眠不休で頑張ったのになー?」
「そうだぞー!嶋田なんか
店から勝手に
食材調達してオバサンに怒られ…」
いつものメンツの声が重なる
「万引き!?
自分の家の首締めんな!
バカ嶋田!オバサンに謝って来い!」
「いや…冗談だ…
むしろ不眠不休も冗談だ
つーか、不眠不休は俺らじゃねぇしな」
「オバチャンか!?
無理すんな!歳考えてくれ!」
「誰が歳かね!まだまだ若いモンには
負けないんだよ!」
いつも通り掛け合い