第40章 ♡寂しさを融かす様に…(国見英)生誕記念 完結
家に帰ってから
何度もチェックする携帯
でも姫凪からの連絡はなくて
時間だけが過ぎていく。
「まじかよ…
まさかガチで天童さんと?
いや…まさかな…ウチの先輩達に
負けず劣らずバカップルだし…」
焦る気持ちが時計の針の音が鳴る度に
大きくなっていくみたいで
「…あ~!もう!
なんなんだよ!」
堪らず外に飛び出した
何度かけても繋がらない電話に
更に増す焦燥感
バスはもうねぇから馬鹿みたいにダッシュして
姫凪の家に向かって走る
こんな遅くに汗かくくらい必死こいて
何やってんだよカッコ悪い
でも、堪らねぇ。
お前の居ない時間がこれ以上募るのが
嫌なんだ