第40章 ♡寂しさを融かす様に…(国見英)生誕記念 完結
そうなった原因は
「だよね!徹だもんね〜
それより姫凪さんと
最近どうなの?」
こいつの口から溢れた
この名前の持ち主
「どうってなんだよ。
フツー。なんで?」
「何となく?姫凪さん
最近グルチャも顔出さないし
お茶も付き合ってくんないしー…
国見が閉じ込めてンのかなーって思って?」
”姫凪さん”は
俺の彼女。
「なんでだよ
俺は及川さんか!
姫凪も大学忙しいんじゃね?
4月から独り暮らしするからって
バイト掛け持ちとかしてっから
俺も最近逢ってねーし」
超多忙な俺の彼女。
「え?!まじ!?寂しくないの!?」
「…さぁ?そう見える?」
見えててもイヤだけど
「見えないから聞いてるの!
なんか国見ってドライだよね〜
姫凪さんが大人だからかな?」