第40章 ♡寂しさを融かす様に…(国見英)生誕記念 完結
とある春の日
それは誕生日前日の事だった
「国見!おはよ!
今日も部活?
昼からとか珍しいね〜」
春休みで浮かれ気味に
声を掛けてきたのは
「母さんから頼みごとされて
繁華街に用事があったから
ズレて参加なんだよ
七瀬、お前は
またデートかよ?気合い入った
服着やがって」
幼馴染みの七瀬マコ
「ね!可愛い!?
徹が好きそうなの選んだんだけど
チョットスカート短いかな?」
バレー部のOB及川さんの彼女で
俺の初恋の相手だったけど
今はもうただの友達で
「スカートからのぞく
クマさんパンツに萎える」
「え!?今日はナナちゃんの
オススメの紐パン…」
「エッロ。やる気満々。
やっぱり萎える」
「うそ!!履き変えてくる!」
「ウソだよ、バーカ。
あの及川さんがお前がクマ履こうが
紐パン履こうが萎えるわけねぇじゃん」
こういう冗談も
まぁ、普通に言い合える仲。