第37章 ♓それはまるで奇跡の様な…(月島明光)生誕記念 完結
まだ誕生日じゃないのに
ワガママ三昧したくなるよ
きっと熱のせいじゃなく赤い
姫凪の頬に手を滑らせ
「少し寝るか?
熱まだ高い」
コツンと、オデコをぶつける
『え!?熱!?
いや…ない!ことはナイけど…
多分熱いのは…』
「ん?なんだー?
熱じゃなくてー?」
ニヤける顔
クククッと鳴る喉
そして
『…意地悪〜っ!
明光が欲しいから、に決まってるのよ!
分かってるくせに!
言わせないでよぉ!』
最高に滾り熱がこもる身体
「うん、分かってる。
言わせたかっただーけ。
誕生日イブのワガママ…ダメだった?」
姫凪の肌にキスを落としながら
再び乱すパジャマ