第37章 ♓それはまるで奇跡の様な…(月島明光)生誕記念 完結
「は!?オーダーのプレゼント!?
俺はてっきりそれケーキかなんかだと…」
『ケーキは姫凪が
毎年焼くじゃん…材料買ってる…
だからコレは…プレゼント…です。
日付変わったら渡そうも思ってた、のに
ムード…は、ないのかね?』
驚く俺にチュッと唇を鳴らして
イタズラに笑う姫凪
「嬉しい、けどさ
そんな、無理しなくても
お前が選んでくれたら
何でも幸せなのにさ…」
よく見ると俺の好きな
ブランドのロゴ。
安いものでも高校生のバイト代では
キツかったろうに。
「倒れるまで働くとか
嬉しいけど、バーカ。」
『あ、それは…ごめ…』
「そんな、おバカな姫凪が
世界一好き。
スゲー幸せ…
なぁ?これ見るのは
誕生日来てからにして…」
『え…明光?!』
ハハッ!分かりやすいヤツ!
ホント、可愛いなお前は。