第37章 ♓それはまるで奇跡の様な…(月島明光)生誕記念 完結
3月…7日?
「うわ、明日誕生日じゃん!
姫凪、知ってた…!?
あ…まさか…その紙袋…」
『…うぅ!明光のKY!
ムードってもんはないのかねー!』
振り返った俺にぶつかるクッション
「いてっ!ムードって!
お前が言うかよ!
最近バイトばっかで逢っても
即寝とかだったくせに!」
ぶつかったクッションを姫凪に
押し付けて、そのまま俺もベットに潜り込む
「明光くんはもっと
イチャイチャしたかったのにさー」
まだキチンと整ってないパジャマの
隙間からのぞく胸に顔を押し付けて
「そんなトコに蛍に頼み事とか…
妬くじゃん…」
ゴロゴロジャレながら吐く弱音に
『だ、だから…それは…
その…ね?
バイトはお金が欲しかったからで…
蛍くんに頼んだのは
オーダーしてたプレゼントを
取りに行って貰いたかった、から…だもん』
返ってきたのは
予想通り…いや、予想外な言葉