第6章 ♉幸せ日和(木兎光太郎)生誕記念 完結
誕生日…?
「そうだ!俺誕生日じゃん!
そうそう!文化祭!
姫凪に来て欲しくて
仕事休めって言った言った!
悪ぃ!忘れてた!」
『わ、忘れないでよ!
楽しみにしてた…のに…
私…学校とか行けてなかったから
文化祭とか初めてで…
…あ…ごめん……』
話しながら
昔を思い出したのか
涙を浮かべる姫凪
姫凪は俺の家に来るまで
結構辛い目に合ってた
もちろん学校は殆ど行ってなくて
修学旅行もいってないし
卒業式もしてないって。
思い出した。
辛い過去を上書きしたくて
「俺こそ悪ぃ
辛い事思い出させた?
大丈夫だって
今年は俺が今までの分
纏めて楽しませっから!
な?!
だから過去に泣くな…
姫凪…今…幸せだろ…?」
俺との思い出を沢山作ってやるって
決めたんだ