第36章 ♤そのままの二人で(松川一静)生誕記念 完結
コイツ何者?!
ギャル軍団を追い返して
「…んじゃあ、ね。
先に行くから、ごゆっくりー」
俺と姫凪の前を歩いて行く
「えっと…?なんなの?
ライブ?
いや、その前にお前を庇う意味」
『なんか最近バンド始めたっぽいよ?
庇う…ってゆうか…たまたま…じゃん?』
たまたま、ねー
フツフツする胸の中を悟られない様に
「あっそ。
なら良いや。行くぞ〜」
ヘラリと笑って姫凪の手を引く
嫉妬しないのか?
してる。
スンゲーしてる。
でも、昔嫉妬したり
色々あったりで強引に抱こうとして
失敗してっかんねー
なるべく
感情的になんないようにしてるわけ。