第36章 ♤そのままの二人で(松川一静)生誕記念 完結
そう思って
”悪かったねー”とかなんとか
ヘラヘラした笑顔でやり過ごうとした
その時。
「俺の元オンナに変な事
言わないでね?
姫凪が普通なら
お前らはナニ?」
聞き覚えのあるチャラい声
『アユミ!?え?なんで?』
「よ、元気?
なんで?って。同じガッコなんですけど」
声の主は元カレ…ではなく
姫凪の元セフレ
って言うより姫凪を
セフレにして弄んでた
俺の天敵アユミクン
成敗してから学校でも
挨拶すらしてなかったのに
イキナリどうした?!
唖然とする俺の目が
「ちょ、マジ!?
ごめんね!一静の彼女さん!」
「アユミクンもゴメンね!
ね?今度ライブ見に行って良い?
ボーカルの人紹介して欲しいな!」
「良い子にしてたらね?」
更に丸くなる。